体育実技事例集
事例を探す <障害学生に対する体育実技についてのアンケート調査>
聴覚障害 バドミントン
聴覚障害聴覚障害その他 /
健常学生と混在して受講 /
受講中の学生が補助 /
バドミントン /
教員の指示を、唇を読むことで理解できたため、実技の授業は、サポート役の学生と教員が注意を払いながら、通常どおり行った。 /
ゆっくり説明をする以外、特別な配慮の必要はなかった。 /
ゆっくり、はっきりと口を動かした。 /
健常者とコミュニケーション上の壁が少なくなっていくように感じられた。
上肢機能障害 ウォーキング、ジョグ
肢体不自由上肢機能障害 /
障害学生対象クラスでの受講 /
担当教員1人 /
ウォーキング、ジョグ /
独歩が不可能な学生とは別に一対一でウォーキングを行った。 /
半期の間に、少しづつでも距離を伸ばせるよう工夫した。 /
何度も同じ内容を繰り返した。相手の言葉がわかるまで何度も聞き直した。 /
発話がかなり不明瞭であったため、基本的なコミュニケーション自体が困難であった。 /
学生生活の中で孤立している様であり、実技授業が結果として近しいコミュニケーション相手の提供(教員)、あるいはメンタルなケアの場として機能した。
弱視 ワークショップの中での50m走や自転車エルゴメーター、体力テストなど
視覚障害弱視 /
健常学生と混在して受講 /
受講中の学生が補助 /
ワークショップの中での50m走や自転車エルゴメーター、体力テストなど /
受講学生で仲の良い友達がサポートした。 /
授業内容を決める段階で、障がい学生も参加しやすい種目を選んだ(Ex.ボール実技を除くなど) /
周囲の配慮 /
ワークショップなので、その後のデータ処理が伴うが、PC操作が難しく健常学生と同じペースで行えなかった。→補習で対応 /
拡大文字資料 /
具体的でゆっくりとした声かけ、常に話しかける気づかい。 /
学習ペースがどうしてもゆっくりになってしまう点 /
種目を考慮すれば、十分ワークショップなどの授業にも対応できる事
聾 陸上競技
聴覚障害聾 /
健常学生と混在して受講 /
助手をつけた。 /
陸上競技 /
ランニングドリル、投運動→補助学生が安全確保を担った。 /
指導実践は出来なかったので、見学にして、補助学生に伝達をお願いした。 /
足元の安全を常に配慮した。 /
ゆっくり話す。 /
資料を事前に渡す。 /
難聴 登山、卓球・バドミントン、テニス・ソフトボール
聴覚障害難聴 /
健常学生と混在して受講 /
担当教員1人 /
①登山、②卓球・バドミントン、③テニス・ソフトボール /
①同じ活動班の学生が自主的に補助(指示はしていない)
②特にサポートを行っていない(本人の意志による)
③難聴の程度が授業に支障なくそのまま実施 / 試合のルールをどう変更するかが難しかった。ハンデをつけるべきかどうか。 /
②特にサポートを行っていない(本人の意志による)
③難聴の程度が授業に支障なくそのまま実施 / 試合のルールをどう変更するかが難しかった。ハンデをつけるべきかどうか。 /
弱視 太極拳、野外ウォーキング、鉄棒、インラインスケート、フロアバレーボール
視覚障害弱視 /
その他 /
担当教員1人 /
太極拳、野外ウォーキング、鉄棒、インラインスケート、フロアバレーボール /
晴眼者の学生が補助 /
動きは手をとって説明 /
学生の出身校の教員と面談。資料、助言を受けた。 /
資料はファイルで事前に送付 /
下肢機能障害 卓球、バドミントン、ボッチャ他
肢体不自由下肢機能障害 /
障害学生対象クラスでの受講 /
担当教員1人 /
卓球、バドミントン、ボッチャ他 /
マンツーマン /
下肢機能障害 バドミントン、卓球
肢体不自由下肢機能障害 /
健常学生と混在して受講 /
担当教員1人 /
バドミントン、卓球 /
対人でシャトルや球を投げて打つ練習 /
障害者クラスではなかったため、障害学生への充分な指導ができなかった。 /
下肢機能障害 サッカー、ソフトボール
肢体不自由下肢機能障害 /
健常学生と混在して受講 /
担当教員1人 /
サッカー、ソフトボール /
試合以外の練習(パス、ドリブル、キャッチボール)を主に行った。 /
・できるだけ健常学生と一緒に行わせるように工夫した。
・どこまで、できるかどうかが難しかった。 / いつも以上に、バットやボールの扱いを注意した。 / 健常学生と同じように運動できたことに喜んでいた。
・どこまで、できるかどうかが難しかった。 / いつも以上に、バットやボールの扱いを注意した。 / 健常学生と同じように運動できたことに喜んでいた。
聴覚障害 スキー
聴覚障害聴覚障害その他 /
健常学生と混在して受講 /
助手をつけた(学生ボランティア) /
スキー /
8人のグループで、技術指導を行った。
通常の講習スタイルで、必要に応じてボードを用いた筆談をした。 / 説明したことが理解できているか確認するのが難しく、あいまいなままのこともあった(他学生を雪上で待たせないため)。
手話がその時できれば、むしろ遠く離れた所からでもしじができたなぁ…と反省。 / ・ホワイトボード(小さい)防水のものだったような…。
・視界の良いゲレンデを選ぶ / 筆談ボード持ちはこび、出し入れが面倒、軽快でない。 / 筆談 、その他口話(口形) / 大きな口でゆっくり話す。身振り。体に触れて説明する。 / 手本を見せることと説明(話すこと)を同時にできない。
筆談時は他の学生を待たせることが多い。 / グループ内の健聴学生は、さまざまなサポート(物理的にも精神的にも)をする中で、友情やコミュニケーションの楽しさを味わい、スキーを学んだ以外の学び、体験を得たようです。もちろん私も。最終日、解散の時は、涙の別れでした。
通常の講習スタイルで、必要に応じてボードを用いた筆談をした。 / 説明したことが理解できているか確認するのが難しく、あいまいなままのこともあった(他学生を雪上で待たせないため)。
手話がその時できれば、むしろ遠く離れた所からでもしじができたなぁ…と反省。 / ・ホワイトボード(小さい)防水のものだったような…。
・視界の良いゲレンデを選ぶ / 筆談ボード持ちはこび、出し入れが面倒、軽快でない。 / 筆談 、その他口話(口形) / 大きな口でゆっくり話す。身振り。体に触れて説明する。 / 手本を見せることと説明(話すこと)を同時にできない。
筆談時は他の学生を待たせることが多い。 / グループ内の健聴学生は、さまざまなサポート(物理的にも精神的にも)をする中で、友情やコミュニケーションの楽しさを味わい、スキーを学んだ以外の学び、体験を得たようです。もちろん私も。最終日、解散の時は、涙の別れでした。