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体育実技事例集

事例を探す <障害学生に対する体育実技についてのアンケート調査>

障害の種類 キーワード

下肢機能障害 球技

肢体不自由下肢機能障害 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / 球技 / 補助装具を着用し、自力で歩行軽いジョギングまでができたので、転倒のないよう、ボール投げ等、自身でできることを行わせた。具体的には、バッティング、ピッチング、バレーボールのオーバーハンドパス、アンダーハンドパス / 講義にかえて対応した時は、個別にその時間を確保することはスケジュール上、学生にも教員にも難しいため、他の学生が実技している中で、レポートを課したり、別の課題を出したりした。
また、成績評価についても、差別的な事案が起こらないよう、当該学生にはそれなりのレポート提出を求めたりするなどして、できる限り努力した量を評価できるよう努めた。 / 下肢機能障害を有していたので、転倒しないよう、障害物の除去に努めた。 /

下肢機能障害 模擬授業の中で様々な領域の運動を行った。

肢体不自由下肢機能障害 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / 模擬授業の中で様々な領域の運動を行った。 / 当該学生は見学することになったが、各時間ともその模擬授業についての評価を行わせた。 / 素早い動き等は不可能であったため、行った内容を理解することに重点を置いた。
(グループでの話し合い活動などには参加させた) / 仲間とのより深い関係が築けた。

上肢機能障害 シッティングバレーボール

肢体不自由上肢機能障害 / 健常学生と混在して受講 / 助手をつけた(TA) / シッティングバレーボール / ・スクーリングの中の単発授業で60分1コマの活動
・パス、サーブ、レシーブの練習
・簡単なゲーム→ゲーム内で対象者にあわせてルールを改変(ワンバウンドOK等) / 受講生が話し合い特別ルールを決めた。 / スクーリングに参加した学生の多くは社会人であり、医療・福祉の現場に学習した内容を役立てていた。

全盲 シッティングバレーボール

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / シッティングバレーボール / 受講生が交代で補助についた。 / ホールディングの反則を無しとした。 / ・ソフトバレーボールの使用。
・床に引いてあるラインと床のつなぎ目を指で認識する時間をもうけた。 / ボールを使う種目は方向感覚が重要となるため、コート内にボールを落とすなどが非常に難しい。 / 障害学生と共に実技を行うことで、健常学生がサポートの在り方などを具体的に学ぶことが出来た。

聾 車椅子バスケ、盲人卓球、ボッチャ

聴覚障害聾 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / 車椅子バスケ、盲人卓球、ボッチャ / 学生が指導者となり計画づくりを作った後、受講生を対象に指導する。 / ・自分たちでルールづくり、ゲームづくりを行う。
・グループに分かれ、模擬指導を行い、受講生役の学生がコメントする。障害のある・なしの区別なく実施した。 / ・風船に鈴を入れたり、車椅子にボールを運ぶ枠をつけたりした。
・ボードに字を書く / ・十分な大きさの体育館が必要。
(2クラス同時開講の為、半面で実施)(受講者数とスペースの関係)
・ラインの種類が多く、特にボッチャの実施では、区別に困った。 / 筆談 / ペアをつける。 / 他の学生とのかかわり、全体のなかでの障害学生の位置づけ方。 /

難聴 バドミントン

聴覚障害難聴 / 健常学生と混在して受講 / 受講中の学生が補助 / バドミントン / 健常学生と区別なく、受講できていた。 / 説明等話す時は、障害学生の方を見てゆっくり話すよう心がけた。 / ルール等の説明は、ホワイトボードに書いて行った。 /

難聴

聴覚障害難聴 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / 全ての活動において、できる範囲を事前に相談し、学生の自己判断で出来る所まで行う。
出来ない事項については別途指示を出した。 /

弱視 サッカー

視覚障害弱視 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / サッカー / ある程度の視力はあったため、空中のボール以外は対応可能ということで、まわりの学生の協力を受けながら実施した。本人は非常に活発的であったため、サッカーの授業を楽しみながら活動できていた。 / できるだけ空中に浮いたボールのプレーを行わず、ころがるボールのゲームを実施した。また、チームの区別をよりわかるように、色のわかりやすいビブスを使用した。
学生同士の声かけを重視した。 / チーム分けのビブスを目立つものとした。 / 配布資料の拡大 /

下肢機能障害 バドミントン

肢体不自由下肢機能障害 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / バドミントン / 一般体育実技 / ・一般学生が初心者だったので、ルール、運動強度についてあまり問題となりませんでした。
・活発な学生だったことが幸いしました。 / 全学的な、施設のバリアフリー化(スロープ、エレベータ設置)や、医師・保健師の配置などの配慮がありました。 / 障害学生の意志や周囲の学生の意識などが大きな要因になるのだと感じています。うまくいかない場合の方が多いかと思います。

難聴 障害者スポーツ(ブラインドバレー、グランドゴルフ etc.)、レクリエーション系種目(吹き矢、ディスクゴルフ)

聴覚障害難聴 / 障害者スポーツを実施した(ブラインドバレー、グランドゴルフ etc.)、レクリエーション系種目を実施した(吹き矢、ディスクゴルフ) / 私自身が障害者と接する機会がそれまでにほとんどなく、例(→どの程度の運動(強度や量)をさせて良いか難しかった。)にもあります強度設定など、安全面への配慮に苦慮した。
(低く設定しすぎて、チャレンジすることをあまりさせられなかった。)  / 幸い、用具も比較的揃っており、特別クラスとして開講し、複数教員で担当しましたので、スムーズに実施できました。 / 拡大文字資料、手話(担当教員)、手話(通訳者)、筆談 / ・具体的で大きな声かけ
・手とり足とり / 成果ではなく、反省となるかもしれませんが、一般のフィットネスの授業などと比べ、達成目標をクリアしていくような授業計画ではなく、できる種目を毎回行っていったので「楽しかった」という感想は得られても、「体力が向上した」「技術が身についた」…という感想は得られていないかと思う。(私見ですが)

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