全盲

全盲 トレーニング(ウェイト・有酸素系など)

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / トレーニング(ウェイト・有酸素系など) / 必要に応じて教員が手伝い(手引きなど)、説明は全て口頭で。 / ・健常学生と変わらず受講できるように配慮した。
・健常学生が、全盲学生と共に受講することで学びとることができることもたくさんあるので、そのような「気づき」を促した。 / 用具や設備
→はじめに、物・場所・使用方法の確認を本人と共にした。 / 1人で全てを指導するしかなかったので、大変だった。 / 細かい口頭での説明 /

全盲 キャンプ

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 複数教員 / キャンプ / 3泊4日、テント泊、登山、キャンプファイヤー含む。 / 私の肩に手を置かせて案内する、というふうなことが常にできること。 / 刃物の入っている工具箱の確認をする
食事の時の食器の位置の確認。
側溝、炊事場、トイレの状況を確認する。
テンとのロープ(親綱)を確認する。 / 時々、置いてきぼりになっていることに気付いた。 / 他の参加者に良い体験となった。本人も良い体験だったと私に話してくれた。

全盲 サウンドテーブルテニス

視覚障害全盲 / 障害学生対象クラスでの受講 / 担当教員1人 / サウンドテーブルテニス / 公認のサウンドテーブルテニス台が高価であるため、購入が難しい状況にある。
点字、音声誘導装置などが配備されていない体育館内では移動時に転倒や他の学生との衝突などのリスクが発生しやすい。 /

全盲 サウンドテーブルテニス

視覚障害全盲 / 講形態 障害学生対象クラスでの受講 / 担当教員1人 / サウンドテーブルテニス / 一対一対応でそれぞれの種目を実施した。 / 位置や距離をはかるための声かけに配慮した。 / 視覚障害者に特化した道具を使用したため特に工夫点は無い。 / 動きや、巧みなプレーについての助言、言葉かけをよりわかりやすくするために時間をさいた。 / 大きく、ゆっくり、明瞭な声での言葉かけ / 個別授業の例をゼミの学生に伝えると、数時間程度授業に参加してくれたり、手伝ったりしてくれた。

全盲 スイミング

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 助手をつけた(TA) / スイミング / 25mプールを、歩く、泳ぐ、シュノーケリング。泳ぎはフリー、バックであった。 / スイミングの経験があったので健常学生と同じように出来、スムーズに授業が進められたと思われる。 / ・プール内で教員の声が響いてしまったので、TAに復唱してもらった。
・更衣室からプールサイドへの移動をTAに手伝ってもらった。 / 点字資料 / 事前講義は点字資料を準備した。
実技では、大きく、ゆっくり話をする。手とり足とりで動きを確認させた。 / スイミングは自分のペースで出来るので、健常学生と一緒の受講でもさほど問題はないかと感じられた。もちろんTAがついた状態ではあるが。マスクとシュノーケル、フィンを購入し、学外のスイミングで使用していたようである。

全盲 W-up、リズム体操、筋力トレーニング(腹筋、背筋)、ストレッチ、卓球、ショートテニス(盲人用)

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 助手をつけた(その他) / W-up、リズム体操、筋力トレーニング(腹筋、背筋)、ストレッチ、卓球、ショートテニス(盲人用) / ・助手が声をかけ動きを誘導して行った。
・卓球、テニスは盲人用を使用する。 / 健常学生と同じ動きをとても好んでくれた。 / ・盲人用卓球→音の鳴るピンポン球を使用
・盲人用テニス→音の鳴るボールを使用 / 助手がきちんとわかりやすく説明し伝えてくれた。 / 動きで伝えにくい動きもあった。 /

全盲 主としてウェートトレーニング

視覚障害全盲 / 障害学生対象クラスでの受講 / 担当教員1人 / 主としてウェートトレーニング / マシンを使用して出来る範囲をリハビリを兼ねて行った。 / ・4単位必修時の時代で健常学生と一緒という希望が強かったが、本人と話しをして理解を求めた。
・運動強度についても本人と話し合いながら進めた。 / ・ウェートトレーニングマシン(運動部学生用)を使用した。
・音の鳴るボール(バレーボール)を準備。 / 声を大きくすること / 血圧計を使用した学生が後に医者からデーターを求められた。
肢体不自由学生が楽器を運ぶのが楽になった、など。

全盲 シッティングバレーボール

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / シッティングバレーボール / 受講生が交代で補助についた。 / ホールディングの反則を無しとした。 / ・ソフトバレーボールの使用。
・床に引いてあるラインと床のつなぎ目を指で認識する時間をもうけた。 / ボールを使う種目は方向感覚が重要となるため、コート内にボールを落とすなどが非常に難しい。 / 障害学生と共に実技を行うことで、健常学生がサポートの在り方などを具体的に学ぶことが出来た。

全盲 卓球

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 受講中の学生が補助 / 卓球 / サウンドテーブルテニスにて健常学生はアイマスクをして実施。 / 器具やルールに対して考慮した。 / ・サウンドテーブルテニス(自作)ボールは市販
・準備体操等は健常学生が補助する / ・大きな声ではっきりゆっくり
・身体接触を伴う補助 / サウンドテーブルテニスを経験済みだった為、特になし / ・健常学生に障害者スポーツを体験させられた事
・障害者が健常学生と親交がとれた事

全盲 バレーボール、卓球を主として扱う(アダプテッド・スポーツという教科の中で)

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 受講中の学生が補助 / バレーボール、卓球を主として扱う(アダプテッド・スポーツという教科の中で) / バレーボール、卓球を主として題材にし、ルールや用具を工夫してゲームをおこなう。異なる障害の学生が混在している場合もあるが、その学生が楽しめるようにルールや用具を考えてゲームを実施している。ルール・用具工夫の際には障害のない学生も一緒に考えてもらうようにしている。 / 説明の時間が長くなりがちであるため、運動量が確保できているか気になる。
受講生が補助をしてくれるので助かっているが、アシスタントがいると良いと常に思う。 / ・特に視覚障害の学生が多い(かった)ので、音の鳴るボール等を大学に準備してもらった。
・受講生全員に障害の特性を理解してもらうよう、当事者に自己紹介をしてもらい、留意事項を伝達した。 / ・全体の受講人数が多いと、用具の数が足りない。
・ルールの説明に時間がかかりすぎてしまう。 / 拡大文字資料 その他(事前に資料はデータで渡す) / 具体的な言葉での説明を心がけている。そのせいで、他の受講生にもわかりやすい説明になったと思われる。 / 障害のある学生がいることで、障害に対する理解が深まる。授業がきっかけとなり、障害のある学生の友人の輪が広がりサークルを立ち上げた例もある。障害のない学生の中に、スポーツ嫌いの学生が多く受講しているが、その子たちのスポーツに対する意識の変化が見られる。

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