視覚障害

弱視 子供の遊び全般

視覚障害弱視 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / 子供の遊び全般 / 鬼ごっこ、マリつき、縄跳び、ドッヂボールetc / ・見やすい位置へ移動
・本人が無理と判断した遊びは見学してもらった。 / ・障害物を置かない
・物を操作する場合、可能かどうか聞いた。 / 拡大文字資料 / 指導者が良く見える位置に並んでもらう。 /

弱視 トリムバレー

視覚障害弱視 / 健常学生と混在して受講 / 複数教員 / トリムバレー / チームの中で役割や補助のやり方を考案させながら普通に試合を行った。 / 弱視の学生で、ハネや球が小さいと、ラケットに当たらなくなり大きい器具が必要である。
種目の選択が問題であるが、対応しきれなかった。
体育館の明るさも要求があり、暗い方が良いとのことで、カーテンを閉める必要があった。 / カーテンを閉め、まぶしくないようにした。 / 初めて弱視の方を受け入れたため、その時々で対応しなければならなかった。 / 拡大文字資料 / グループ内で各員が知恵をしぼり、楽しめる工夫をしていた。ポジティブな活動ができた。

弱視 スポーツ・フィットネス実習

視覚障害弱視 / 講義等で振り替え / 担当教員1人 / スポーツ・フィットネス実習 / 生活行動を記入させ、消費エネルギー算出などした。 / 学生の体調を第一に考えて実施した。 / 調査用紙を記入しやすいようにした。 / 体調の悪いときなど苦労した。 / 学生の障害に合わせてコミュニケーションをとった。 /

弱視 縄跳び

視覚障害弱視 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / 縄跳び / 障害に応じた用具が用意できない(購入できない) / 拡大文字資料 / 健常学生に補助をお願いしたり、活動前に本人と活動内容について話をした。 / 長縄跳びの運動時、縄に入るタイミングを縄の音(床にあたる時に生じる音)を利用してタイミングをはかるという方法があることを健常の学生が気付いたりするなど、障害学生がいることによってより学習を深めることができたように思える。 /

全盲 トレーニング(ウェイト・有酸素系など)

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / トレーニング(ウェイト・有酸素系など) / 必要に応じて教員が手伝い(手引きなど)、説明は全て口頭で。 / ・健常学生と変わらず受講できるように配慮した。
・健常学生が、全盲学生と共に受講することで学びとることができることもたくさんあるので、そのような「気づき」を促した。 / 用具や設備
→はじめに、物・場所・使用方法の確認を本人と共にした。 / 1人で全てを指導するしかなかったので、大変だった。 / 細かい口頭での説明 /

弱視 バレーボール

視覚障害弱視 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / バレーボール / 受講学生(本人)に危険のない範囲での参加
申し出による場合と教員が危険と判断した場合は安全を確保しながら参加した。 / 障害の程度が軽度であったので本人が他学生と「できるだけ同じようにやりたい」ようであったが、弱視ということでボールや人の確認が難しく危険な場合があり、どこまでが可能で安全かを見極めながら行わせることが難しかった。
バドミントンのシャトルを認識し打ち返すことが難しかったので要領をつかんでもらうのが大変であった。 / 窓からの光がまぶしくボールが見えにくいということがあったので、その学生のいる授業では体育館のカーテンを全てひき行った。そのままでは暗いため電気を点灯していた。 / 良く見えているかどうかが確認しづらかった。 / 障害があっても出来るだけ一緒に参加して身体を動かすことの心地よさを体験してもらえたことは、本人、教員はもとより、周りの受講学生にとっても良かったと思う。
出来ない、やりたくない、やると周りに迷惑がかかるのでは?等と思われなくて済むということが感じてもらえたと思う。

弱視

視覚障害弱視 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / 健常学生と同じ種目で行った。 /

全盲 キャンプ

視覚障害全盲 / 健常学生と混在して受講 / 複数教員 / キャンプ / 3泊4日、テント泊、登山、キャンプファイヤー含む。 / 私の肩に手を置かせて案内する、というふうなことが常にできること。 / 刃物の入っている工具箱の確認をする
食事の時の食器の位置の確認。
側溝、炊事場、トイレの状況を確認する。
テンとのロープ(親綱)を確認する。 / 時々、置いてきぼりになっていることに気付いた。 / 他の参加者に良い体験となった。本人も良い体験だったと私に話してくれた。

弱視 マルチスポーツ

視覚障害弱視 / 健常学生と混在して受講 / 担当教員1人 / マルチスポーツ / 出来ることのみ参加
基本的にはすべての種目にトライした。
周りの友人がサポートした。 / 基本的に大きな配慮はせず周囲の友人のサポートに期待した。 / 弱視なのでカーテンを閉めて照明を明るくした。 / 少しでもできたことには大きな励ましと喜びを与えた。 / 地域の活動でパラリンピックチームに参加していた。

弱視 ヨガ、ピラティス、ゴルフ、卓球、テニス、バレー

視覚障害弱視 / 障害学生対象クラスでの受講 / 複数教員 / ヨガ、ピラティス、ゴルフ、卓球、テニス、バレー / 用具の工夫が多く、ボールを大きな軽いものにしたり、ルールを変更し、接触を減らすなどを行った。 / 授業計画の中で、個別でできるもの(ストレッチ等)からターゲット種目(ゴルフ等)そしてペアなど、少しずつ変化を加え、精神的負担、身体能力に合わせ、教員がサポートに入り、運動量を増やすとともに、コミュニケーション量も多くできるものへと実施した。 / ボールを代える。ターゲットを大きなものにする。ネットを低くするなど。更衣に関して、他の学生と一緒では着がえにくい(着がえられない)などの学生もおり、別の個室を男女交替で使用するなどの配慮を行った。 / その他 / 大きな声でゆっくり話すことや、担当教員の専門性を考慮したペアリング。例えば、スポーツ医学の専門の教員を下肢機能障害の学生と、精神疾患系の学生は、心理学専門の教員とペアを組むなど。 / 単位取得のためではなく、自主的に次年度も授業を受けたいという声が出た。
友人ができ、別の時間に会って話したり、でかけたりすることが増えたという報告があった。
学生相談室や、健康管理センターとの連携がすすみ、学生が明るく体育の授業での話をすることが増えているとのことだった。

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